C51 81

 新製から廃車まで東北で過ごした機関車です。最後は青森で廃車になっています。ボックス動輪装備と給水温め器の配管に特徴があります。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側
 煙室前手摺:B型(戦後:4時-11時30分郡山工)
 デフレクター:本省型1936年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:郡山工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:=型 竪型 土崎工
 排気配管:前後 竪型→ストレート
 ボイラー手摺:2段
 梯子:前寄り
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側?往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:
 汽笛:3階音
 動輪:ボックス動輪
 運転室:
 テンダー:8-17矩形
 ナンバープレート:形式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.657
 使用開始: 1923年1月18日 仙台局
 改番: 1928年10月1日 18980→C5181
 配置: 1931年1月31日 仙台庫
 移動: 1932年9月 仙台庫→青森庫
 移動: 1934年11月 青森庫→仙台庫
 配置: 1936年3月31日 仙台庫 その後 青森区に移動 時期不明
 配置: 1938年4月30日 青森区
 廃車: 1960年1月27日 青森区 総裁達26

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5181デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 東北の蒸気機関車 上巻(1954ー1963年)―青森を中心として樋口慶一写真集
 ※3 完ジュラ電からSL終焉まで
C51 82

 この機も81号機とともに東北に縁の深く、新製配置は仙台、廃車は青森です。1956年には廃車になっています。化粧煙突、ボックス動輪、給水温め器の配管に特徴があります。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:○ 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側
 煙室前手摺:B型(戦後:4時-11時30分郡山工)
 デフレクター:本省型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:郡山工1932年1月(仙台庫 配置表)
 給水配管:ミ型 竪型 土崎工
 排気配管:前々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:ボックス動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.658
 使用開始: 1923年1月22日 仙台局
 改番: 1928年10月1日 18981→C5182
 配置: 1931年1月31日 仙台庫
 移動: 1932年9月 仙台庫→青森庫
 配置 休車中: 1955年8月1日 現在 第二種休車 青森区
 廃車: 1956年11月28日 青森区 総裁達773

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5182デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 東北の蒸気機関車 上巻(1954ー1963年)―青森を中心として樋口慶一写真集
C51 83

 新製配置は仙台ですが、終戦頃豊岡に移り、最後は奈良で活躍しています。化粧煙突、スポーク動輪を最後まで有しました。

写真
 新製時:○ 戦前写真:〇 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側→両側
 煙室前手摺:B型(戦前戦後:4時-11時30分郡山工)
 デフレクター:本省(短)1934年4月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:郡山工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:ミ型 竪型→横型 郡山工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:前寄り
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音→ドーム脇5階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:型式入り(戦前)→型式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.659
 使用開始: 1923年1月25日 仙台局
 改番: 1928年10月1日 18982→C5183
 配置: 1931年1月31日 仙台庫
 移動: 1934年7月 仙台庫→青森庫
 配置: 1940年3月31日 青森区
 移動: 1944年10月18日 青森区→名古屋局 達862号
 移動: 1945年11月16日 名古屋局→豊岡区 達25号
 移動: 1950年7月28日 豊岡区→奈良区
 借入: 1953年8月15日 借入 梅小路区 返却日 不明
 廃車: 1961年1月13日 奈良区 総裁達415

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5183デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 蒸気機関車の記録T(昭和32〜38年)辻坂明浩
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※4 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※5 蒸気機関車No48
 ※6 蒸気機関車No58
 ※7 鉄道ピクトリアル103(1960-2)
 ※8 Rail No.120
C51 84

 東北に縁深い機です。新製配置は仙台、その後福島、青森と移動しています。背の高い化粧煙突とボックス動輪が特徴です。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側→両側
 煙室前手摺:B型(戦後:4時-11時30分郡山工)
 デフレクター:本省型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突(高)
 給水温め器:本省丸型:郡山工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:ミ型 竪型 郡山工
 排気配管:前後 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音→ドーム脇5階音
 動輪:ボックス動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.660
 使用開始: 1923年1月29日 仙台局
 改番: 1928年10月1日 18983→C5184
 配置: 1931年1月31日 仙台庫
 移動: 1932年4月 仙台庫→福島庫
 移動: 1935年10月 福島庫→仙台庫
 配置: 1936年3月31日 仙台庫 その後 盛岡区に移動 時期不明
 配置: 1938年4月30日 盛岡区
 配置: 1942年3月31日 盛岡区
 移動: 1945年11月 盛岡区→福島区
 配置: 1948年4月1日 福島区
 配置: 1948年7月1日 尻内区
 移動: 1950年1月 尻内区→盛岡区
 移動: 1954年9月2日 盛岡区→青森区
 廃車: 1958年7月1日 青森区 総裁達331

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5184デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 雑誌SL No3 交友社
 ※3 東北の蒸気機関車 上巻(1954ー1963年)―青森を中心として樋口慶一写真集
 ※4 国鉄時代Vol.23
C51 85

 鹿児島工場でカットボディーとして展示されています。
 新製配置は仙台ですが、新津を経て鹿児島、吉松、宮崎と移動し最期を迎えています。
 廃車が早く現役時代の写真が見つかりませんが、残存状況より現役時代の姿を想像しております。キャブは全溶接構造でほかのC51 にみられない姿です。煙突も9600用のものに取り換えられています。C51標準の本省設計型デフ、8-17テンダーを有し、保存されている中では最も標準形に近い形状をしています。
 C5185は煙室周りの手摺、運転室の雨よけなど、昭和10年代に東北地方に所属した機関車の特徴があります。標準型デフ、標準型テンダーを持つ唯一の保存機で、ボイラーをつくりかえ復活してほしい機です。ヘッドライトはシールドビーム(LP405)がついていますが、以前はLP42がついていたことが古い写真よりわかりました。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側
 煙室前手摺:B型(保存:4時-11時30分郡山工)
 デフレクター:本省型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:長野工1936年3月(新津庫 配置表)
 給水配管:T型 横型
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:1段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.661
 使用開始: 1923年2月2日 仙台局
 改番: 1928年10月1日 18984→C5185
 配置: 1931年1月31日 仙台庫
 移動: 1931年3月 仙台庫→米沢庫
 移動: 1931年5月 米沢庫→秋田庫
 移動: 1932年3月 秋田庫→新津庫
 事故: 1939年1月8日 時刻不明、事故被災
 配置: 1941年3月31日 新津区
 移動: 1945年11月 新津区→直江津区
 移動: 1949年9月5日 直江津区→新津区 
 移動: 1951年4月26日 新津区→鹿児島区 達180号
 事故: 1951年9月5日 10:56頃、鹿児島本線出水駅
 事故: 1952年5月18日 15:58頃、鹿児島本線市来-伊集院間
 移動: 1953年6月 鹿児島区→宮崎区
 廃車: 1956年11月15日 鹿児島区 総裁達739

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5185デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 蒸気機関車No48
 ※3 鉄道ファンNo.77(1967-11)
 ※4 鉄道ファンNo.141(1973-1)
C51 86

 仙台、秋田、青森に足跡を残し、東北地方と縁深い機関車です。給水温め器の配管、動輪がボックス動輪になるなどの特徴があります。

写真
 新製時:− 戦前写真:〇 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側
 煙室前手摺:B型(戦前戦後:4時-11時30分郡山工)
 デフレクター:本省型1936年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:土崎工1939年5月(青森区 配置表)
 給水配管:ミ型 竪型 土崎工
 排気配管:前々 竪型→ストレート
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪→ボックス動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:型式入り(戦前)→型式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.662
 使用開始: 1923年2月14日 仙台局
 改番: 1928年10月1日 18985→C5186
 配置: 1931年1月31日 仙台庫
 移動: 1931年3月 仙台庫→米沢庫
 移動: 1931年6月 米沢庫→秋田庫
 移動: 1934年12月 秋田庫→青森庫
 廃車: 1961年2月15日 青森区 総裁達64

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5186デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 東北の蒸気機関車 上巻(1954ー1963年)―青森を中心として樋口慶一写真集
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※4 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※5 蒸気機関車写真集 機関区と機関車41 C51補C55補C54
 ※6 鉄道ピクトリアル103(1960-2)
 ※7 スポーク動輪の世界 華麗なるパシフィックC51・54・55
 ※8 新日本鉄道史 下 川上幸義
C51 87

 新製時は神戸局、岡山、姫路、梅小路、鳥栖、鹿児島を移動し、最後は吉松で活躍しました。鹿児島機関区時代にフロントのランボードが直線化され大鉄型デフが切り詰められています。最後はパイプ煙突、C53タイプテンダーに振り替えられました。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側→両側
 煙室前手摺:A型(4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)
 デフレクター:大鉄→鹿工1935年3月以前
 煙突:化粧煙突→裾有りパイプ煙突(1956年以降1960年以前)
 給水温め器:本省丸型:鷹取工1937〜1938年
 給水配管:=型 横型
 排気配管:後々 L字管
 ボイラー手摺:1段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側3往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音→5階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形→12-17型
 ナンバープレート:型式入り(戦前)→型式無し
 その他:斜めフロントデッキ

車歴
 製造: 汽車製造 No.663
 使用開始: 1923年2月20日 岡山庫?
 改番: 1928年10月1日 18986→C5187
 配置: 1930年8月31日 岡山庫
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 岡山庫→姫路庫
 移動: 1939年11月 姫路区→梅小路区
 移動: 1940年10月4日 梅小路区→鳥栖区
 移動: 1942年9月 鳥栖区→鹿児島区
 配置: 1948年4月1日 鹿児島区
 配置: 1948年7月1日 宮崎区
 移動: 1956年11月 宮崎区→鹿児島区
 移動: 1960年11月 鹿児島区→吉松区
 廃車: 1962年2月28日 吉松 総裁達74

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5187デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 終戦直後の蒸気機関車
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※4 蒸気機関車写真集山下節夫
 ※5 蒸気の時代No.36
 ※6 西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集T
 ※7 蒸気の時代No.90
C51 88

 住山式給水温め器を有していましたが、撤去して供出されました。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:−

特徴
 解放テコ:機関車:右側
 煙室前手摺:A型(4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)
 デフレクター:大鉄(曲)1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:住山式:鷹取工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:
 排気配管:前
 ボイラー手摺:1段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側2往復、右側3往復
 コンプレッサー:
 給水ポンプ:運転室前(鷹取)
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:型式入り(戦前)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.664
 使用開始: 1923年2月19日 岡山庫?
 改番: 1928年10月1日 18987→C5188
 配置: 1930年8月31日 岡山庫
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 岡山庫→姫路庫
 供出に伴う発送: 1938年6月15日
 供出除籍: 1938年8月31日 供出除籍(姫路区) 作軍秘55号
 接収: 1945年8月 敗戦により中国に接収
 廃車: 1938年8月31日 姫路区 作軍秘第55

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5188デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 蒸気機関車EX Vol.41
 ※3 西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集T
C51 89

 新製配置は神戸で、姫路、梅小路において活躍し、最後は米子で廃車となっています。
1930年以前に給水温め器が取り付けられており、給水ポンプが運転室前にぶら下げられています。
1938年以降に単式圧縮機を複式への改造が行われましたが、当機は単式2基を並列に配置する改造となっております。戦後は東北地方で活躍した機のテンダーと振り替えられています。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:○ 昭和30年代:−

特徴
 解放テコ:機関車:右側、テンダー両側
 煙室前手摺:A型(4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)
 デフレクター:大鉄型1935年3月以前 1933年は未装備
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:鷹取工1931年2月(岡山庫 配置表)
 給水配管:T型 竪型 鷹取工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:1段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側2往復、右側3往復
 コンプレッサー:単式→単式2器
 給水ポンプ:運転室前(鷹取)
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:型式入り(戦前)→型式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.665
 使用開始: 1923年2月21日 岡山庫?
 改番: 1928年10月1日 18988→C5189
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 岡山庫→姫路庫
 移動: 1939年11月 姫路区→梅小路区
 移動: 1941年10月 梅小路区→福知山区
 移動: 1943年3月 福知山区→米子区
 配置: 1949年4月1日 米子区
 休車指定: 1954年7月 第一種休車指定 米子区
 廃車: 1954年12月6日 米子区 総裁達704

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5189デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 阪神間鉄道回顧録
 ※3 終戦直後の蒸気機関車
 ※4 西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集V
C51 90

 新製配置は神戸、その後山田を経て新庄に移動しました。
比較的写真が多く、1955年頃にデフレクターが大鉄型から本省設計型類似タイプに改造されています。ボックス動輪装備

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:○ 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右側、テンダー両側
 煙室前手摺:A型(4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)→A’型(8時30分-11時30分、0時30分-2時)
 デフレクター:大鉄(曲)→本省1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:鷹取工1935年8月(山田庫 配置表)
 給水配管:=型 竪型 鷹取工
 排気配管:前後 なし(前止弁)→ストレート
 ボイラー手摺:1段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左側3往復、右側3往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪→ボックス動輪
 運転室:拡張あり、後側窓後方拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:型式入り(戦前)→型式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.666
 使用開始: 1923年2月23日 岡山庫?
 改番: 1928年10月1日 18989→C5190
 配置: 1930年8月31日 岡山庫
 移動: 1931年9月 岡山庫→山田庫
 移動: 1931年10月 山田庫→亀山庫
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 亀山庫→山田庫
 移動: 1943年2月13日 山田区→秋田区
 移動: 1945年11月 秋田区→新庄区
 配置: 1950年4月1日 新庄区
 配置 休車中: 1950年8月1日 現在 特別休車 新庄区
 廃車: 1960年1月27日 新庄区 総裁達26

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C5190デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 東北の蒸気機関車 上巻(1954ー1963年)―青森を中心として樋口慶一写真集
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※4 全盛期の蒸気機関車写真集U(三竿喜正)
 ※5 全盛期の蒸気機関車写真集V隅野成一
 ※6 鉄道ピクトリアルNo.665(1999-2)

C51 71〜80<<<     >>>C51 91〜100
PAGETOP