C51 241

 新製配置は門司局、鳥栖、門司を経て1943年より宮崎で活躍する。1961年に廃車となる。
 1955年頃にフロントデッキのスロープの直線化改造が行われている。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:○ 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:A型(戦後:4時-11時30分、0時30分-2時小倉工)
 デフレクター:鹿工
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:小倉工1933年3月(鳥栖庫 配置表)
 給水配管:T型 横型
 排気配管:後々 ストレート
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:5階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:原型
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し(戦後)
 その他:斜めフロントデッキ

車歴
 製造: 三菱重工業 No.22
 使用開始: 1927年3月23日 鳥栖庫
 改番: 1928年10月1日 38940→C51241
 配置: 1932年1月31日 鳥栖庫
 移動: 1942年11月 鳥栖区→門司区
 移動: 1943年9月 門司区→宮崎区
 配置: 1949年6月1日 宮崎区
 配置: 1949年10月1日 南延岡区
 移動: 1950年9月30日 南延岡区→宮崎区
 配置: 1956年11月1日 宮崎区
 廃車: 1961年1月13日 宮崎区 総裁達415

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51241デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 九州の蒸気機関車 門司鉄道管理局
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車32 C51中
 ※4 全盛期の蒸気機関車写真集(三竿喜正)
 ※5 蒸気機関車No48
 ※6 鉄道ピクトリアル103(1960-2)
C51 242

 新製配置は門司局、鳥栖、門司を経て1945年頃より早岐で活躍する。1961年に廃車となる。
 1953年頃に門鉄デフ取付、パイプ煙突、無リベットテンダーに改造されている。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:原型→A型(戦後:4時-11時30分、0時30分-2時小倉工)
 デフレクター:門鉄K-31934年4月以前
 煙突:化粧煙突→裾有パイプ煙突
 給水温め器:本省丸形:小倉工→本省丸新型(小倉工1959年までに換装)1931年1月以前(配置表)
 給水配管:新型 竪型 小倉工
 排気配管:後々 竪型無効化
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:5階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:延長有、後窓後方移動
 テンダー:8-17台形リベット無し
 ナンバープレート:形式有(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 三菱重工業 No.23
 使用開始: 1927年3月26日 鳥栖庫
 改番: 1928年10月1日 38941→C51242
 配置: 1932年1月31日 鳥栖庫
 移動: 1942年11月 鳥栖区→門司区
 配置: 1944年3月31日 門司区
 配置: 1945年12月1日 早岐区
 改造: 1953年8月 小倉工場 門(小倉工式)デフ(K-7型)取付
 廃車: 1961年2月15日 早岐区 総裁達64

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51242デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車41 C51補C55補C54
 ※4 鉄道ピクトリアル103(1960-2)
 ※5 門鉄デフ物語
 ※6 鉄道ファンNo.517(2004-5)
C51 243

 新製配置は門司局、鳥栖、門司を経て1943年より宮崎、1962年頃より吉松で活躍する。1963年に廃車となる。
 1955年頃にフロントデッキのスロープの直線化改造が行われている。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:A型(戦前戦後:4時-11時30分、0時30分-2時小倉工)
 デフレクター:鹿工
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:小倉工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:=型 横型
 排気配管:後々 L字管
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:5階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:原型
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式有(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:斜めフロントデッキ

車歴
 製造: 三菱重工業 No.24
 使用開始: 1927年3月29日 鳥栖庫
 改番: 1928年10月1日 38942→C51243
 移動: 1931年9月 鳥栖庫→熊本庫
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 熊本庫→鳥栖庫
 移動: 1942年11月 鳥栖区→門司区
 移動: 1943年9月 門司区→宮崎区
 移動: 1962年2月27日 宮崎区→吉松区 
 廃車: 1963年8月5日 吉松 総裁達392

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51243デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 終戦直後の蒸気機関車
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車32 C51中
 ※4 蒸気機関車68春
 ※5 蒸気機関車No48
 ※6 蒸気機関車No58
 ※7 蒸気の時代No.36
C51 244

 新製配置は門司局、鳥栖、門司を経て1943年より宮崎で活躍する。1960年に廃車となる。
 1955年頃にフロントデッキのスロープの直線化改造が行われている。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:A型(戦後:4時-11時30分、0時30分-2時小倉工)
 デフレクター:鹿工斜1936年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:小倉工1936年4月〜1938年4月(鳥栖区 配置表)
 給水配管:=型 横型
 排気配管:後々 L字管
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:5階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:原型
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し(戦後)
 その他:斜めフロントデッキ、デフ前斜め切

車歴
 製造: 三菱重工業 No.25
 使用開始: 1927年3月29日 鳥栖庫
 改番: 1928年10月1日 38943→C51244
 配置: 1932年1月31日 鳥栖庫
 借入: 1936年1月17日 借入 梅小路庫
 返却: 1936年2月27日 返却 鳥栖庫
 移動: 1942年11月 鳥栖区→門司区
 移動: 1943年9月 門司区→宮崎区
 貸渡: 1955年1月12日 宮崎区→熊本区
 配置: 1955年2月1日 借入継続中 熊本区 返却日 不明
 配置: 1955年8月1日 宮崎区
 廃車: 1960年8月30日 宮崎区 総裁達496

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51244デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 蒸気機関車写真集 機関区と機関車41 C51補C55補C54
 ※3 蒸気の時代No.36
C51 245

 新製配置は名古屋局、名古屋、浜松、金沢、名古屋を経て1955年より米子で活躍する。1961年に廃車となる。
 戦前の一時期、東鉄型に類するデフレクターを装備していたが、1937年のお召牽引の際に撤去、のちに本省設計型を装備した。末期まで化粧煙突、スポーク動輪を保った。廃車後はテンダーを80に譲っている。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:○ 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側(1934年頃右片側)
 煙室前手摺:A型(戦前戦後:4時-11時30分、0時30分-2時浜松工)
 デフレクター:本省型1934年4月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:浜松工1932年1月(名古屋庫 配置表)
 給水配管:T型 竪型 浜松工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復、振止付
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音→5階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:延長有、後窓拡大
 テンダー:12-17型
 ナンバープレート:形式有(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.938
 使用開始: 1927年5月 配属配置 不明
 改番: 1928年10月1日 38944→C51245
 配置: 1931年1月31日 名古屋庫
 お召し列車牽引: 1937年6月5日 皇太后陛下伊勢神宮行啓のお召し列車牽引 沼津-名古屋間
 お召し列車牽引: 1937年7月7日 皇太后陛下伊勢神宮行啓のお召し列車牽引 名古屋-沼津間
 移動: 1940年2月 名古屋区→浜松区
 移動: 1940年8月 浜松区→金沢区
 移動: 1944年9月 金沢区→米子区
 移動: 1946年11月 米子区→名古屋区
 休車指定: 1955年7月 第一種休車指定 名古屋区
 移動: 1955年11月20日 第一種休車指定解除 名古屋区→米子区 達3号
 休車指定: 1958年4月1日 第一種休車指定 米子区
 休車指定解除: 1958年8月28日 第一種休車指定解除 米子区
 廃車: 1961年2月15日 米子区 総裁達64

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51245デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 汽車半世紀
 ※3 蒸気機関車EX Vol.34
 ※4 蒸気機関車EX Vol.44
 ※5 九州鉄道の記憶W
 ※6 鉄道ファンNo.174(1975-10)
 ※7 鉄道ファンNo.340(1989-8)
 ※8 鉄道ファンNo.343(1989-11)
 ※9 鉄道ファンNo.345(1990-1)
 ※10 鉄道ファンNo.346(1990-2)
 ※11 鉄道ファンNo.350(1990-6)
C51 246

 新製配置は名古屋局、名古屋、稲沢、金沢、名古屋を経て1947年より直江津で活躍する。1959年に廃車となる。
 名古屋庫時代の1927年頃に2本煙突に改装され10年ほど装備したが1938年頃に化粧煙突に復元された。その際に解放テコも旧式のものに変更されている。末期まで化粧煙突、スポーク動輪を保った。テンダーは当初から12-17型である。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側(1938年頃右片側)
 煙室前手摺:A型(戦前戦後:4時-11時30分、0時30分-2時浜松工)
 デフレクター:本省型1934年4月以前
 煙突:2本煙突→化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:浜松工1932年1月(名古屋庫 配置表)
 給水配管:=型 竪型
 排気配管:後々 竪型→ストレート
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復、振止付(戦後撤去)
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:原型→延長有、後窓拡大
 テンダー:12-17型
 ナンバープレート:形式有(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.939
 使用開始: 1927年5月 配属配置 不明
 改番: 1928年10月1日 38945→C51246
 配置: 1931年1月31日 名古屋庫
 移動: 1938年3月 名古屋区→稲沢区
 移動: 1940年7月 稲沢区→金沢区
 移動: 1944年9月 金沢区→名古屋区
 移動: 1946年11月 名古屋区→稲沢区
 移動: 1947年6月28日 稲沢区→直江津区 達391号
 借入: 1958年3月12日 借入 酒田区 返却日 不明
 廃車: 1959年2月21日 直江津区 総裁達50

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51246デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 雑誌SL No3 交友社
 ※3 鉄道ファンNo.30(1963-12)
 ※4 Rail No.36
 ※5 完ジュラ電からSL終焉まで
 ※6 国鉄蒸気機関車史 高木宏之
 ※7 機関車の系譜図4 臼井茂信
 ※8 新日本鉄道史 上 川上幸義
 ※9 鉄道ピクトリアルNo.627(1996-7)
C51 247

 新製配置は東京局、沼津時代に特急燕専用機となる。平、宇都宮、水戸、尻内、盛岡を経て1955年より青森で活躍する。1958年に廃車となる。
 末期まで化粧煙突、スポーク動輪を保った。
 特急燕牽引時代は20立法テンダー、複式コンプレッサーを装備していたが、給水温め器は無かった。名古屋に配置されていたようで、煙室扉下の作業台がある。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:○ 昭和30年代:−

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:A型(戦前戦後:4時-11時30分、0時30分-2時大宮工)
 デフレクター:東鉄型
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:大宮工1934年12月(平庫 配置表)
 給水配管:T型 竪型 大宮工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音→5階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:原型→延長有、後窓拡大
 テンダー:12-17型→C52タイプ(8-20型)→8-17台形
 ナンバープレート:形式有(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.940
 使用開始: 1927年5月 下関庫
 移動: 1928年10月 下関庫→名古屋庫
 改番: 1928年10月1日 38946→C51247
 配置: 1930年10月31日 沼津庫
 移動: 1934年12月 沼津庫→平庫
 移動: 1939年4月 平区→宇都宮区
 移動: 1943年5月 宇都宮区→水戸区
 移動: 1945年11月17日 水戸区→尻内区 達25号
 移動: 1950年1月 尻内区→盛岡区
 休車指定: 1954年4月 第一種休車指定 盛岡区
 休車指定解除: 1954年5月1日 第一種休車指定解除 盛岡区
 休車指定: 1955年1月 第一種休車指定 盛岡区
 移動: 1955年3月 第一種休車指定解除 盛岡区→青森区
 廃車: 1958年7月1日 青森区 総裁達331

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51247デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 汽車半世紀
 ※3 雑誌SL No3 交友社
 ※4 追憶の汽車電車 高田隆雄写真集
 ※5 東北の蒸気機関車 上巻(1954ー1963年)―青森を中心として樋口慶一写真集
 ※6 Rail No.23
 ※7 Rail No.36
 ※8 日本蒸気機関車史 高木宏之
 ※9 鉄道ファンNo.167(1975-3)
 ※10 Jtrain Vol.29(2008春)
 ※11 鉄道ファンNo.306(1986-10)
 ※12 学校教科フィルム「汽車の發達」(1930年頃)の冒頭より特急燕を牽引する機関車の映像が使用されている。
C51 248

 新製配置は東京局、沼津時代に特急燕専用機となる。平、長岡、秋田、酒田、横手を経て1950年より米沢で活躍する。1959年に廃車となる。
 写真は特急燕を牽引下沼津庫時代のものしかなく、末期の形状は不明である。特急燕牽引時代、複式コンプレッサーと給水温め器を同時に装備して唯一の機である。米沢機関区時代の写真は前側からのものが1枚存在するが不鮮明である。リベットの位置より20立方テンダーを装備しているようである。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:−

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:A型(戦前戦後:4時-11時30分、0時30分-2時大宮工)
 デフレクター:東鉄型
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:大宮工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:=型 竪型 浜松工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:延長有、後窓拡大
 テンダー:C52タイプ(8-20型)
 ナンバープレート:形式有(戦前)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.941
 使用開始: 1927年5月 下関庫
 移動: 1928年10月 下関庫→沼津庫
 改番: 1928年10月1日 38947→C51248
 移動: 1934年12月 沼津庫→平庫
 移動: 1942年1月22日 平区→長岡区
 移動: 1943年9月 長岡区→秋田区
 移動: 1945年11月 秋田区→横手区
 移動: 1950年2月 横手区→米沢区
 廃車: 1959年3月4日 米沢区 総裁達57

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51248デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 汽車半世紀
 ※3 雑誌SL No3 交友社
 ※4 私の蒸気機関車史下
 ※5 追憶の汽車電車 高田隆雄写真集
 ※6 魅惑のC51 鉄道模型人 2 とれいん6月号増刊
 ※7 杵屋栄二写真集 汽車電車 1934−1938
 ※8 Rail No.23
 ※9 西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集X
 ※10 新日本鉄道史 上 川上幸義
 ※11 Jtrain Vol.29(2008春)
 ※12 鉄道ファンNo.306(1986-10)
 ※13 鉄道ファンNo.345(1990-1)
 ※14 学校教科フィルム「汽車の發達」(1930年頃)の冒頭より特急燕を牽引する機関車の映像が使用されている。
C51 249

 新製配置は東京局、沼津時代に特急燕専用機となるが早々解除となり高崎に移動する。以後宇都宮、平、長岡、横手を経て1950年より新潟に移動、1962年に廃車となる。
 末期はパイプ煙突に改造された。運転室前窓と後窓の間隔が離れていた。特急燕牽引時代の写真は少ないが、20立法テンダーを装備し、給水温め器を持たないC51247に近い形状である。ただし、煙室扉下の作業台を持たない。

写真
 新製時:− 戦前写真:〇 昭和20年代:○ 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:D’型(戦後)
 デフレクター:東鉄型
 煙突:化粧煙突→裾有パイプ煙突
 給水温め器:本省丸型:大宮工1933年5月(高崎庫 配置表)
 給水配管:T型 竪型 大宮工
 排気配管:後々 ストレート
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:5階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:延長有、後窓後方移動
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.942
 使用開始: 1927年5月 下関庫
 改番: 1928年10月1日 38948→C51249
 移動: 1928年12月 下関庫→鳥栖庫
 移動: 1930年9月 鳥栖庫→沼津庫
 移動: 1932年3月 沼津庫→高崎庫
 移動: 1935年8月16日 高崎庫→宇都宮庫
 事故: 1935年8月16日 時刻不明、高崎線吹上駅
 移動: 1936年3月 〜1938年4月 宇都宮庫→平区
 移動: 1942年1月19日 平区→長岡区
 移動: 1945年11月 長岡区→酒田区
 移動: 1946年11月 酒田区→横手区
 配置: 1949年11月1日 横手区
 配置 休車中: 1950年4月1日 現在 特別休車 横手区
 移動: 1950年9月29日 特別休車指定解除 横手区→新潟区
 借入: 1953年9月17日 借入 奈良区 返却日 不明
 配置: 1954年4月1日 新潟区
 配置: 1958年4月1日 新潟区
 休車指定: 1962年6月11日 第一種休車指定 新潟区
 廃車: 1962年10月26日 新潟区 総裁達518

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51249デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車32 C51中
 ※4 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※5 蒸気機関車写真集山下節夫
 ※6 追憶・美しき蒸気の時代(付録C51百形 全国に求めて)杉江弘写真集
 ※7 Rail No.23
 ※8 国鉄時代Vol.21
 ※9 蒸気の時代No.34
 ※10 蒸気の時代No.45
 ※11 日本の鉄道100年 朝日新聞社
 ※12 MIXED TRAIN 慶応義塾大学鉄道研究会 50周年記念写真集
 ※13 Jtrain Vol.29(2008春)
 ※14 学校教科フィルム「汽車の發達」(1930年頃)の冒頭より特急燕を牽引する機関車の映像が使用されている。
C51 250

 新製配置は門司局、鳥栖、早岐を経て1953年より長崎で活躍する。1962年に早岐に移り1963年に廃車となる。
 末期はパイプ煙突に改造されていた。運転室は後部に延長されていたが、公式側の後窓は後方移動、非公式側は拡張と窓の大きさが左右異なる。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:両側
 煙室前手摺:A型(戦前戦後:4時-11時30分、0時30分-2時小倉工)
 デフレクター:本省(蝶)1936年3月以前
 煙突:化粧煙突→裾有パイプ煙突
 給水温め器:本省丸型:小倉工1933年3月(鳥栖庫 配置表)
 給水配管:=型 竪型 小倉工
 排気配管:後々 竪型→L字管
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:18本スポーク動輪
 運転室:延長有、公式側は後窓後方移動、非公式側は後窓拡張
 テンダー:12-17型
 ナンバープレート:形式有(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.943
 使用開始: 1927年5月 下関庫
 改番: 1928年10月1日 38949→C51250
 移動: 1928年12月 下関庫→鳥栖庫
 お召し列車牽引: 1935年11月10日 南九州方面陸軍大演習行幸 鹿児島-都城間
 移動: 1942年9月 鳥栖区→早岐区
 移動: 1953年8月 早岐区→長崎区
 移動: 1961年10月 長崎区→早岐区
 配置 休車中: 1963年4月1日 現在 第一種休車 早岐区
 廃車: 1963年10月3日 長崎区 総裁達512

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51250デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 九州の蒸気機関車 門司鉄道管理局
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車32 C51中
 ※4 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※5 全盛期の蒸気機関車写真集4_八並国介
 ※6 栄光への蒸気機関車(毎日新聞社)
 ※7 国鉄時代Vol.54
 ※8 蒸気の時代No.36
 ※9 新日本鉄道史 下 川上幸義
 ※10 蒸気の時代No.90

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