C51 171

 新製配置は東京局、1930年ころ特急燕牽引用として沼津区に配置、燕牽引終了後は田端、小山、仙台、青森、と移動。最後は新庄区で1962年に廃車。
 最後まで化粧煙突とスポーク動輪を保持した。燕牽引時代は20立方特殊テンダーを装備、1955年ころまでペアーだった。青森区時代は一時期背の高い化粧煙突を装備していたが、1955年ころに普通の化粧煙突になると同時にD51タイプの近代型給水温め機となる。この時期にボイラーの振り替えが想定される。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:右側→両側(1932年頃)
 煙室前手摺:C型(戦前戦後:4時〜2時大宮工)
 デフレクター:東鉄型
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸形:大宮工→本省丸新型(1953年までに換装)1931年1月以前(配置表)
 給水配管:T型→新型 竪型 浜松工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左2往復:右3往復→左3往復:右4往復
 コンプレッサー:単式(戦前)→複式(戦後)?
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音→5階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:延長有、窓拡大
 テンダー:C52タイプ→8-17台形
 ナンバープレート:形式入(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.777
 使用開始: 1924年8月27日 東京局
 改番: 1928年10月1日 28970→C51171
 配置: 1930年10月31日 沼津庫 箱根越えの特急「燕」に使用
 移動: 1934年12月 沼津庫→田端庫尾久分庫
 借入: 1936年1月16日 借入 奈良庫 返却日 不明
 返却: 1936年2月20日 返却 田端庫尾久分庫
 事故: 1936年6月15日 田端庫尾久分庫構内
 本区に昇格: 1939年10月11日 田端区尾久支区→尾久区
 移動: 1943年9月 尾久区→小山区
 移動: 1945年11月18日 小山区→仙台区 入換専用機 達25号
 配置: 1948年11月1日 仙台区 その後 借入 青森区 時期不明
 配置: 1949年3月1日 借入継続中 青森区 返却日 不明
 配置: 1949年7月1日 仙台区 
 移動: 1950年1月 仙台区→青森区
 移動: 1961年3月 青森区→新庄区
 廃車: 1962年6月13日 新庄区 総裁達264

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51171デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 追憶の汽車電車 高田隆雄写真集
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※4 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※5 スポーク動輪の世界 華麗なるパシフィックC51・54・55
 ※6 東北の蒸気機関車 上巻(1954ー1963年)―青森を中心として樋口慶一写真集
 ※7 世界の鉄道 '62 - 朝日新聞社
 ※8 魅惑のC51 鉄道模型人 2 とれいん6月号増刊
 ※9 雑誌SL No3
 ※10 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※11 鉄道ピクトリアル103(1960-2)
 ※12 スポーク動輪の世界 華麗なるパシフィックC51・54・55
 ※13 杵屋栄二写真集 汽車電車 1934−1938
 ※14 Rail No.23
 ※15 Rail No.36
 ※16 蒸気機関車EX Vol.41
 ※17 全国蒸気機関車配置表 徳永益男
 ※18 西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集X
 ※19 世界の鉄道 62 朝日新聞社
 ※20 世界の鉄道 別冊 明治・大正・昭和 蒸気機関車100年 朝日新聞社
 ※21 カメラと機関車 吉川速男
 ※22 鉄道ファンNo.93(1969-3)
 ※23 鉄道ファンNo.167(1975-3)
 ※24 Jtrain Vol.29(2008春)
 ※25 学校教科フィルム「汽車の發達」(1930年頃)の冒頭より特急燕を牽引する機関車の映像が使用されている。
C51 172

 新製配置は神戸局、当初は吹田、1936年ころより山田に配置となる。1956年の六軒駅事故の事故機となりして1957年に廃車。
 最後まで化粧煙突とスポーク動輪を保持した。給水ポンプは運転室前下にいちしていた。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:○ 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:右側→両側(1955年頃)
 煙室前手摺:原型(戦前戦後:4時〜2時鷹取工)
 デフレクター:大鉄型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:鷹取工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:=型 竪型 鷹取工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3往復:右3往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:運転室前(鷹取)
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:延長有、窓拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.778
 使用開始: 1924年9月11日 神戸局
 改番: 1928年10月1日 28971→C51172
 配置: 1930年8月31日 吹田庫
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 吹田庫→山田庫
 配置: 1940年4月1日 山田区
 事故: 1956年10月15日 18:22頃、参宮線六軒にて六軒事故
 廃車: 1958年1月11日 山田区 総裁達16

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51172デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 追憶・美しき蒸気の時代(付録C51百形 全国に求めて)杉江弘写真集
 ※3 鉄道ファンNo.31(1964-1)
C51 173

 新製配置は神戸局、当初は吹田、梅小路、宮原を経由し、1938年に山田より中国大陸に供出となる。
 大鉄デフ、住山式給水温め機を有していたが、供出の際に取り払われた。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:−

特徴
 解放テコ:右側
 煙室前手摺:A型(戦前:4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)
 デフレクター:本省型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:住山式:鷹取工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:
 排気配管:前
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左2往復:右3往復
 コンプレッサー:単式
 給水ポンプ:運転室前(鷹取)?
 汽笛:
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:
 テンダー:
 ナンバープレート:形式入り
 その他:供出

車歴
 製造: 汽車製造 No.779
 使用開始: 1924年9月12日 神戸局
 改番: 1928年10月1日 28972→C51173
 配置: 1930年8月31日 吹田庫
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 吹田庫→梅小路庫
 移動: 1933年9月1日 梅小路庫→宮原庫
 配置: 1936年3月31日 宮原庫 その後 山田区に移動 時期不明
 配置: 1938年4月30日 山田区
 供出に伴う発送: 1938年8月 実機の発送
 供出除籍: 1938年8月31日 供出除籍(山田区) 作軍秘55号
 接収: 1945年8月 敗戦により中国に接収
 廃車: 1938年8月31日  作軍秘第55

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51173デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 C52・C53
 ※3 蒸気機関車EX Vol.41
 ※4 西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集U
 ※5 西尾克三郎 ライカ鉄道写真全集V
C51 174

 新製配置は神戸局、当初は吹田、梅小路、亀山、新庄、新潟を経由し、1951年に新津に配置となる。廃車は1958年。
 当初は煙突脇に小デフ、住山式給水温め機を有していた。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:右側→両側
 煙室前手摺:A型(戦前:4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)→A’型(戦後:8時30分-11時30分、0時30分-2時)
 デフレクター:本省型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:住山式:鷹取工→本省丸型:長野工?1931年1月以前(配置表)
 給水配管:T型 竪型
 排気配管:後々 ストレート
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置、住山タイプ
 圧縮空気冷却管:左?往復:右3往復
 コンプレッサー:単式(戦前)→複式(戦後)?
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:5階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:延長有、窓拡大
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式入(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.780
 使用開始: 1924年9月15日 神戸局
 改番: 1928年10月1日 28973→C51174
 配置: 1930年8月31日 吹田庫
 移動: 1931年11月 〜1932年1月 吹田庫→梅小路庫
 移動: 1933年3月 梅小路庫→明石庫
 移動: 1934年7月 明石庫→宮原庫
 配置: 1936年3月31日 宮原庫 その後 亀山区に移動 時期不明
 配置: 1938年4月30日 亀山区
 移動: 1940年10月4日 亀山区→小山区
 移動: 1940年12月 小山区→尾久区
 移動: 1941年11月6日 尾久区→新庄区
 移動: 1950年9月15日 新庄区→新潟区
 廃車: 1958年4月26日 新津区 総裁達207

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51174デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 寫眞圖解-日本の機関車 東亜書林
 ※3 御大禮記念吹田機關庫寫眞帖
C51 175

 新製配置は神戸局、梅小路、明石を経由し、1938年に梅小路より改軌され中国大陸に供出となる。
 大鉄デフ、住山式給水温め機を有していたが、供出の際に取り払われた。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:−

特徴
 解放テコ:右片側
 煙室前手摺:A型(戦前:4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)
 デフレクター:大鉄型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:住山式:鷹取工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:
 排気配管:前
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:右2左3往復
 コンプレッサー:単式
 給水ポンプ:運転室前(鷹取)?
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:
 その他:供出

車歴
 製造: 汽車製造 No.781
 使用開始: 1924年9月20日 神戸局
 改番: 1928年10月1日 28974→C51175
 配置: 1930年8月31日 梅小路庫
 配置: 1931年1月31日 明石庫
 移動: 1934年7月 明石庫→梅小路庫
 供出に伴う発送: 1938年7月7日 実機の発送(除籍日が錯綜するのは現場実務と通達との日ずれあり)
 供出除籍: 1938年8月31日 供出除籍(梅小路区) 作軍秘55号
 接収: 1945年8月 敗戦により中国に接収
 廃車: 1938年8月31日  作軍秘第55

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51175デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 Rail No.23
C51 176

 新製配置は神戸局、梅小路を経由し、1931年ころより亀山に配置となる。廃車は1963年。
 1940年と1952年にお召牽引の記録が残り各部が装飾されている。1952年にお召を牽引する際にはC52タイプのテンダーに振替えている。その後C51標準タイプのテンダーに戻る。1956年〜1959年の間に裾有りパイプ煙突に換装されるが、各所に装飾が施され最後まで優美な姿を保った。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:○ 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:右片側→両袖(1940年以降)
 煙室前手摺:A型(戦前戦後:4時-11時30分、0時30分-2時鷹取工)
 デフレクター:本省型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突→裾有パイプ煙突(1931年〜1934年に換装)
 給水温め器:本省丸型:鷹取工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:T型→=型 竪型→横型 鷹取工
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:T型(1934年)→=型(1952年)
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:右3左3往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:運転室前→標準位置
 汽笛:3階音→ドーム脇5階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:延長、後窓後方拡大
 テンダー:8-17台形(1952年御召時はC52タイプ8-20型に一時的に振り返る)
 ナンバープレート:戦後は全面小型プレート
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.782
 使用開始: 1924年11月27日 神戸局
 改番: 1928年10月1日 28975→C51176
 配置: 1930年8月31日 梅小路庫
 配置: 1931年1月31日 亀山庫
 お召し列車牽引: 1940年6月 亀山区
 御乗用列車牽引: 1941年5月16日 〜18日亀山区
 お召し列車牽引: 1952年6月2日 両陛下伊勢神宮・桃山御陵ご参拝お召し列車牽引 亀山ー山田間
 お召し列車牽引: 1952年6月3日 両陛下伊勢神宮・桃山御陵ご参拝お召し列車牽引 山田ー亀山ー草津間
 お召し列車牽引: 1952年6月4日 両陛下伊勢神宮・桃山御陵ご参拝お召し列車牽引 京都ー畝傍間
 甲修繕: 1956年3月9日 鷹取工場出場→亀山機関区
 乙修繕: 1957年9月20日 鷹取工場出場→亀山機関区
 乙修繕: 1959年5月31日 鷹取工場出場→亀山機関区
 甲修繕: 1960年3月17日 鷹取工場出場→亀山機関区
 乙修繕: 1962年3月16日 鷹取工場出場→亀山機関区
 配置 休車中: 1963年4月1日 現在 第一種休車 亀山区
 廃車: 1963年4月17日 亀山 総裁達302

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51176デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 Rail Photo No.7 蒸気機関車No.2
 ※3 Rail Photo No.4
 ※4 雑誌SL No3 交友社
 ※5 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※6 蒸気機関車写真集 機関区と機関車41 C51補C55補C54
 ※7 全盛期の蒸気機関車写真集(三竿喜正)
 ※8 全盛期の蒸気機関車写真集4_八並国介
 ※9 鉄道ピクトリアル103(1960-2)
 ※10 スポーク動輪の世界 華麗なるパシフィックC51・54・55
 ※11 蒸気機関車よ永遠に (杉江 弘 写真集)
 ※12 高橋 弘作品集 蒸気機関車 その良き時代
 ※13 Rail No.36
 ※14 国鉄時代Vol.20
 ※15 蒸気の時代No.82
 ※16 蒸気機関車形式写真集U 小野治男
 ※17 蒸気の時代No.90
C51 177

 新製配置は神戸局、梅小路を経由し、1931年ころより亀山に配置となる。廃車は1962年。
 最後は裾のある化粧煙突であった。3軸共に18本スポーク動輪となっているため、戦後廃車になったC54のスポーク動輪に振替えられている可能性があります。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:右片袖→両袖
 煙室前手摺:A型(戦後:4時-11時30分、0時30分-2鷹取工
 デフレクター:本省型1935年3月以前
 煙突:化粧煙突→パイプ煙突
 給水温め器:本省丸型:鷹取工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:T型 横型
 排気配管:後々 竪型
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:右3左3往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音→ドーム脇5階音
 動輪:18本スポーク動輪(第1、第2、第3) 廃車C54動輪?
 運転室:延長、後窓後方拡大
 テンダー:8-17台形→12-17型
 ナンバープレート:全面小型プレート、1950年頃はペンキ書き
 その他:

車歴
 製造: 汽車製造 No.783
 使用開始: 1924年11月28日 神戸局
 改番: 1928年10月1日 28976→C51177
 配置: 1930年8月31日 梅小路庫
 配置: 1931年1月31日 亀山庫
 廃車: 1962年2月28日 亀山 総裁達74

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51177デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※3 蒸気機関車写真集 機関区と機関車41 C51補C55補C54
 ※4 全盛期の蒸気機関車写真集V隅野成一
 ※5 鉄道ジャーナル1976年4月号
 ※6 追憶・美しき蒸気の時代(付録C51百形 全国に求めて)杉江弘写真集
 ※7 鉄道ピクトリアル103(1960-2)
 ※8 国鉄時代Vol.7
 ※9 完ジュラ電からSL終焉まで
 ※10 蒸気の時代No.68
C51 178

 新製配置は神戸局、新製まもなく、特急富士牽引中に安芸中野事故を起こす。梅小路を経由し、1938年に亀山より改軌され中国大陸に供出となる。
 住山式給水温め機を有していたが、供出の際に取り払われた。

写真
 新製時:− 戦前写真:○ 昭和20年代:− 昭和30年代:−

特徴
 解放テコ:供出後は両袖
 煙室前手摺:A型(戦前:4時-11時30分、0時30分-2時)?
 デフレクター:1935年3月以前
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:住山式:鷹取工1931年1月以前(配置表)
 給水配管:
 排気配管:
 ボイラー手摺:2段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:
 コンプレッサー:単式
 給水ポンプ:運転室前(鷹取)?
 汽笛:
 動輪:
 運転室:
 テンダー:
 ナンバープレート:
 その他:供出

車歴
 製造: 1924年11月 汽車製造 No.784
 使用開始: 1924年12月1日 神戸局
 配置: 1926年9月 神戸庫
 事故: 1926年9月23日 03:28頃、山陽本線安芸中野-海田市間

 改番: 1928年10月1日 28977→C51178
 配置: 1930年8月31日 梅小路庫
 配置: 1931年1月31日 亀山庫
 供出に伴う発送: 1938年6月9日 実機の発送
 供出除籍: 1938年8月31日 供出除籍(亀山区) 作軍秘55号
 接収: 1945年8月 敗戦により中国に接収
 廃車: 1938年8月31日  作軍秘第55

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51178デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
C51 179

 新製配置は東京局、宇都宮、酒田を経由し、1958年より新潟に配属される。
 東鉄デフ、キャブ屋根が延長、化粧煙突、スポーク動輪は最後まで有した。

写真
 新製時:− 戦前写真:〇 昭和20年代:− 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:機関車:右片側、テンダー:右片側(戦前)→機関車:右片側、テンダー:両袖(最終時)
 煙室前手摺:B型(戦前戦後:4時-11時30分大宮工)
 デフレクター:東鉄型
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸形:大宮工→本省丸新型(1960年までに換装)1934年4月(宇都宮庫 配置表)
 給水配管:T型→ミ型 竪型 大宮工
 排気配管:後々 竪型→ストレート
 ボイラー手摺:左2段、右1段
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左2往復、右3往復(戦前)→左3往復、右4往復(戦前)
 コンプレッサー:単式(戦前)→複式(戦後)
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:3階音
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:延長有 後窓拡大移動無し
 テンダー:8-12台形
 ナンバープレート:形式有(戦前)→形式無し(戦後)
 その他:

車歴
 製造: 1924年11月 汽車製造 No.785
 使用開始: 1924年12月2日 東京局
 改番: 1928年10月1日 28978→C51179
 配置: 1931年1月31日 宇都宮庫
 移動: 1941年12月5日 宇都宮区→酒田区
 移動: 1958年3月30日 酒田区→新潟区
 廃車: 1961年11月10日 新潟区 総裁達626

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51179デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 戦時輸送と機関車
 ※3 機関車表 沖田祐作
 ※4 蒸気機関車写真集 機関区と機関車31 C51上
 ※5 蒸気機関車写真集 機関区と機関車32 C51中
 ※6 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※7 蒸気機関車写真集山下節夫
 ※8 カメラと機関車 吉川速男
 ※9 蒸気機関車形式写真集U 小野治男
C51 180

 新製配置は東京局、平、小山、仙台、福島第一を経由し、1956年より成田に配属され上野に姿を見せる。1958年に甲修繕を郡山工場で受け佐倉に転ずる。1958年に酒田に転じ、さらに新津に転じて1962年に廃車。廃車直前に晴海ふ頭ので行われた「伸びゆく鉄道科学大博覧会」に展示される。
 東鉄デフ、キャブ屋根が延長しており、化粧煙突、スポーク動輪は最後まで有した。

写真
 新製時:− 戦前写真:− 昭和20年代:〇 昭和30年代:○

特徴
 解放テコ:.機関車:右片側、テンダー:両袖
 煙室前手摺:A’型(戦後:8時30分-11時30分、0時30分-2時郡山工)
 デフレクター:東鉄型
 煙突:化粧煙突
 給水温め器:本省丸型:大宮工1936年3月(平庫 配置表)
 給水配管:T型 竪型 大宮工
 排気配管:後々 竪型→L字管
 ボイラー手摺:左2段、右1段高位置
 梯子:標準位置
 圧縮空気冷却管:左3、右4往復
 コンプレッサー:複式
 給水ポンプ:標準位置
 汽笛:5階音(成田区〜)
 動輪:17本スポーク動輪
 運転室:延長有、窓位置拡大変更なし
 テンダー:8-17台形
 ナンバープレート:形式無し
 その他:鉄道博関連写真が多数あり、正確に描けた。

車歴
 製造: 1925年12月 汽車製造 No.852
 使用開始: 1925年12月18日 東京局
 改番: 1928年10月1日 28979→C51180
 配置: 1931年1月31日 平庫
 事故: 1933年2月12日 常磐線湯本-綴(現 内郷)間
 配置: 1940年3月31日 平区
 移動: 1943年9月 平区→小山区
 移動: 1945年12月3日 小山区→仙台区 達77号
 移動: 1950年1月 仙台区→福島第一区
 配置: 1954年4月1日 福島第一区
 借入: 1956年12月 借入 成田区 返却せず
 移動: 1957年2月10日 福島第一区→成田区 達206号
 甲修繕: 1958年2月 郡山工場
 移動: 1958年2月25日 成田区→佐倉区
 移動: 1958年10月 佐倉区→酒田区
 移動: 1961年12月 酒田区→新津区
 休車指定: 1962年2月20日 第一種休車指定 新津区
 展示: 1962年6月15日 〜 7月10日 晴海埠頭 鉄道90周年を記念した「伸びゆく鉄道科学大博覧会」
 廃車: 1962年10月26日 酒田区 総裁達518

参考資料
 ※1 車歴は、 機関車データベース (形式C51) -C51180デゴイチよく走る!を参考に、その他資料等より補填、修正した。
 ※2 昭和40年代の蒸気機関車写真集 機関区と機関車 36 C51 下
 ※3 昭和の記憶―カラーで顧みる1950年代の汽車・電車 (RM LIBRARY(50))
 ※4 追憶・美しき蒸気の時代 : 杉江弘写真集
 ※5 鉄道ファン1989年7月号
 ※6 RAILFAN100
 ※7 機関車表 沖田祐作
 ※8 蒸気機関車写真集 機関区と機関車32 C51中
 ※9 蒸気機関車写真集 機関区と機関車36 C51下
 ※10 蒸気機関車写真集山下節夫
 ※11 追憶・美しき蒸気の時代(付録C51百形 全国に求めて)杉江弘写真集
 ※12 国鉄時代Vol.21
 ※13 記憶の鐵路300景岩沙克次
 ※14 RM LIBRARY 50 昭和の記憶 三谷烈弐
 ※15 半世紀前に出会えた汽車たちとの思い出 小野康久
 ※16 鉄道ファンNo.339(1989-7)

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