最近の修理から

<ニス塗り作業>

キハ048は、国鉄時代のニス塗りの塗装の上に、グリーン、ベージュの塗装がほどこされています。最近、室内の整備に伴い、昔ながらのニス塗りの車内に戻しています・ここでは、簡単にその作業を紹介します。
1.塗装の剥離
塗幕の除去はエアーを利用する方法が効率的です。
なるべく完全に除去しないと、仕上がりが悪くなります。
ニスとその上の塗幕の間は剥離しかかっています。そこでエアーブラシの先端を押し付け、塗幕を吹飛ばします。
ニスの境で簡単に塗幕はがれる状況です。
剥がれ残した個所はハンマーで叩いて塗幕を浮き上がらせます
最後に残った個所は皮スキにて削り落とします。
2.ニスの剥離
 綺麗な仕上がりを目指すならニスも削り落とします。
ニスの薄め液を全体に塗りこみます。
サンダーにつけた#50の耐水紙ヤスリにも薄め液を塗りこみ、削り作業を行ないます。
サンダーの紙やすりが目詰まりしたら、ワイヤーブラシをかけるとまた利用可能になります。
3.ニス塗り
なるべく薄く、何度も塗る。液ダレに注意することがコツです。
ニス原液用と薄め液用にカップを設け、少し塗っては筆を薄め液につけてやや薄めにし塗りこみます。
綺麗に仕上がりました。後は組み立てて終わりです。

<室内灯・テールライト点灯>

片上さんに鉄道用のライトを頂いて取り付けました。
運転室上の座金に取り付けました。
テールライトに取り付けました。