C55型

 C51・C54形の改良形として1935年から1937年にかけて62両製造されました。この形式より砂箱と蒸気ドームは一体化、ランボードの直 線化されています。またスポーク動輪は強度を増すため水かきのような補強を施しています。2次形の21両は当時流行の流線形として製作されましたが、効果よりも点検の不便さより1950年より標準形に類する形状に改造されました。最後は北海道の宗谷本線と九州の吉都線において1974年まで使用されました。現在は4両が保存されています。


C55 1 Googleで検索
 

愛媛のKaze:2008年撮影
 鉄道記念日のイベントとして、常設の扇形展示場から転車台南にオープン展示されていました。オープン展示の方があらゆる角度から見られるので、これからも定期的に各機の展示をしていただけたらありがたいのですが・・
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@所在地
   京都府 京都市下京区 観喜寺町 京都鉄道博物館 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1935年3月29日 川崎車輌 No.1538
  新製配置: 1935年4月21日 小樽築港
  移動: 1940年3月5日 苗穂
  移動: 1940年4月28日 小樽築港
  移動: 1940年9月14日 下富良野
  移動: 1943年10月1日 小樽築港
  移動: 1947年9月9日 旭川
  移動: 1958年9月22日 室蘭
  移動: 1968年9月21日 旭川
  全般検査: 1970年5月14日 苗穂工場
  移動: 1971年11月16日 梅小路(書類では1972年4月1日)
  第1種休車: 1972年4月1日 〜1972年11月1日 梅小路
  第1種休車: 1973年6月5日 〜 梅小路
  第2種休車: 1978年12月5日 梅小路 動態保存の都合
  廃車: 1979年3月28日 梅小路
   走行距離: 3,228,114km
B保存に関わる情報
  管理: 梅小路蒸気機関車館  所有: JR西日本
C参考
  C55 1Welcome to Hibiki's Homepage!
 ボイラーの状態が悪いためか、開館当初よりあまり動くことは無く、1979年には静態保存機となっております。
第一先輪にC57140,第二先輪にC5755の刻印があります。
E参考資料
 鉄道ファン No.404(1994-12) P8-43 梅小路蒸気の現役時代 西尾 恵介


C55 15《動輪》 Googleで検索
 

やまてつ:2004年2月16日撮影
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@所在地
   東京都 品川区 西五反田3-2-13 さつき会館 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1935年10月28日 川崎車輌 No.1584
  新製配置: 仙台
  移動:
  移動: 青森
  移動: 会津若松
  移動: 1950年12月6日 門司
  移動: 鳥栖
  門デフ装備: 1956年2月 小倉工場
  移動: 1956年11月 大分
  移動: 1960年10月 早岐
  移動: 1963年6月11日 若松
  最終運転: 1968年10月6日 筑豊線15:34飯塚→16:57若松736列車
  移動: 1969年4月12日 鹿児島
  廃車: 1969年8月29日 鹿児島
  解体: 1970年1月15日 鹿児島工場
   走行距離: 2,975,268km
B保存に関わる情報
C参考
 国鉄動力車労働組合の寄付により保存、車軸を短く切って保存、刻印あります。


C55 34《第1動輪》 Googleで検索
 

やまてつ:2004年11月22日撮影
帖佐駅前に保存されているC5534の第1動輪です。どうせなら車輌丸ごと残して欲しかった機関車です。
@所在地
   鹿児島県 姶良郡姶良町 東餅田 帖佐駅前 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1936年3月7日 日立製作所笠戸工場 No.709
  配置: 1940年4月1日 大分
  配置: 1945年4月1日 大分
  配置: 1950年4月1日 大分
  標準型へ改装: 1951年3月13日 鷹取工場
  門デフ装備: 1953年10月 小倉工場
  配置: 1955年8月1日 大分
  配置: 1960年4月1日 宮崎
  配置: 1965年4月1日 宮崎
  配置: 1970年4月1日 吉松
  休車指定: 1971年8月15日 吉松
  廃車: 1971年10月20日 吉松
B保存に関わる情報
C参考
 
E参考資料
 鉄道ピクトリアル No.252(1971-6) P82 TOPIC PHOTOS 1往復となった吉都線のC55


C55 46《標記はC5553》 Googleで検索
 


やまてつ:2005年3月13日撮影
C5553として保存されるC5546、各所にC5546の刻印が見られます。このほかにC5512、先輪からはC57117も見つかりました。
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@所在地
   大分県 大分市 中央町2-4 若草公園 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年2月 川崎車輌 No.1759
  使用開始: 1937年2月23日 梅小路
  配置: 1940年4月1日 梅小路
  配置: 1941年4月1日 梅小路
  配置: 1945年4月1日 大分
  移動: 1962年10月7日 若松
  全般検査: 1967年11月6日 小倉工場
  休車: 1971年9月29日
  廃車: 1971年12月6日 若松
B保存に関わる情報
  管理: 大分市  所有: JR九州(無償貸与)
C参考
 荒廃していたが1998年頃整備、大変美しくなった。しかしながら武者返しはまたっく人を寄せ付けない。表記はC5553であるが刻印を調べるとC5546である。C5553であればD51テンダーをつけ ていなければならないがC55標準テンダーであり、大型門デフを装備する。
E参考資料
 蒸気機関車 No74(81-7) P6-7 わが町の静態保存機


C55 47《動輪》 Googleで検索
 
@所在地
   北海道 滝川市 新町3丁目8−20 滝川市郷土館 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年2月 川崎車輌 No.1760
  使用開始: 1937年2月25日 仙台局
  配置: 1940年4月1日 仙台
  配置: 1945年4月1日 仙台
  配置: 1950年4月1日 会津若松
  配置: 1955年8月1日 旭川
  配置: 1960年4月1日 旭川
  配置: 1965年4月1日 旭川
  配置: 1970年4月1日 旭川
  廃車: 1973年11月8日 旭川
B保存に関わる情報
C参考
 滝川市郷土管内国鉄コーナーがあり、そこで保存されている。2005年5月現在、郷土館は休館のため立ち入ることができない。見学を希望される場合は立川市美術自然史館に連絡(0125-23-0532)して欲しいとのことでした。


C55 49 Googleで検索 解体: 1996年10月
 

動輪のみとなったC5549です。錆びが強く浮き出ています。

旅人:1994年8月撮影
1994年8月に撮影したC5549です。この3年後に解体されるとは信じられないです。
@所在地
   北海道 稚内市 開運町 北防波堤利礼ドーム Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年3月3日 汽車製造 No.1457
  配置: 1941年4月1日 盛岡
  配置: 1955年4月1日 会津若松
  配置: 1955年4月1日 旭川
  配置: 1969年4月1日 旭川
  廃車: 1972年3月25日 旭川
  保存開始: 1972年7月20日
B保存に関わる情報
  管理: 稚内市  所有: JR北海道
C参考
 塩害による腐食ため1996年10月に解体されました。写真ではもうすでに煙突をつくりかえた跡が、動輪のみ残す。(写真提供:旅人)
E参考資料
 蒸気機関車 No47(77-1) P26-27 北海道の保存蒸気 奥野和弘


C55 49《第2動輪》 Googleで検索
 

「ふるさとの蒸気機関車」 駅長さんの奥さん:2006年7月8日撮影
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@所在地
   北海道 稚内市 開運町 北防波堤利礼ドーム Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年3月3日 汽車製造 No.1457
  配置: 1941年4月1日 盛岡
  配置: 1955年4月1日 会津若松
  配置: 1955年4月1日 旭川
  配置: 1969年4月1日 旭川
  廃車: 1972年3月25日 旭川
  保存開始: 1972年7月20日
B保存に関わる情報
  管理: 稚内市  所有: 稚内市
C参考
 塩害による腐食ため1996年10月に解体されました。写真ではもうすでに煙突をつくりかえた跡が、動輪のみ残す。(写真提供:旅人)
E参考資料
 蒸気機関車 No47(77-1) P26-27 北海道の保存蒸気 奥野和弘


C55 50 Googleで検索
 

やまてつ:2006年9月19日撮影
昨年に突然閉館してしまった小樽交通記念館ですが、小樽市の博物館として来年のリニューアルに向けて準備が進んでおります。そんなおり、小樽おそうじ会のメンバーとしてC55の整備をお手伝いしてきました。 日本有数の保存車両を有するのですが、海が近く、潮風にあたるために保存状が悪化の一途をたどっています。C55についても塗装の剥離が進み、腐蝕が進行した状態です。ラッカー系の塗料を用いているため、他の塗料には会わず完全に剥離して塗りなおす方向で作業を進めています。 作業については塗装をバーナーであぶると、ブクブクと気泡ができて簡単に除去できるようになります。そのあとサンダーで削り地金を出します。さらにもう一回バーナーで熱を加えて暖めておくと、焼付け塗装と同様の効果があり剥がれにくくなります。 今回、作業を簡単にするいろいろな工具の提案をしてきました。これだけの保存車両を、数名の職員で維持するのは大変です。工具は高いのですが、安全で効率よい作業ができますので、ぜひ予算をつけて欲しい、そして車体が劣化するスピードに作業が追いつかない状態から早く脱却して欲しいと感じました。また、人手は足りないので、保存車両の整備に、多くの人にたずさわってもらいたいと感じました。
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@所在地
   北海道 小樽市 手宮1-3-2 小樽市総合博物館 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年3月8日 汽車製造 No.1458
  新製配備: 1937年3月20日 仙台
  移動: 1947年8月28日 青森
  移動: 1949年9月21日 会津若松
  移動: 1950年10月8日 旭川
  廃車: 1974年11月18日 旭川
  保存開始: 1976年9月1日
B保存に関わる情報
  保存会 小樽おそうじ会
  管理: 小樽交通記念館  所有: 稚内市
C参考
 訪問日、小樽お掃除会の方々により整備が行なわれていた。しかしながら野外保存で展示されているため、腐食が進行しているようでシリンダーブロッ ク下部、ボイラー覆い下部など各所で穴が開くなど状態が悪化している。非常に心配である。
E参考資料
 鉄道ファン No.196(1977-8) P105,118 北海道鉄道記念館にC623・C5550・C126展示
 蒸気機関車 No70(80-11) P6-7 わが町の静態保存機


C55 52 Googleで検索
 

やまてつ:2004年5月17日撮影
昼の撮影は2004年5月17日、夜の撮影は2004年11月22日のものです。比較的良い状態です。せっかく屋根がついたのですから。ロッドや銅配管を磨きだしたいところです。
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@所在地
   鹿児島県 姶良郡湧水町 川西 鉄道公園 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年3月14日 汽車製造 No.1460
  使用開始: 1937年3月14日 広島局
  移動: 1939年4月8日 鳥栖
  移動: 大分
  門鉄デフ 取付: 1953年6月29日 小倉工場
  移動: 1964年10月14日 若松
  移動: 1972年3月24日 吉松
  移動: 1974年4月28日 鹿児島
  全検切れ: 1975年2月15日
  廃車: 1975年2月17日 鹿児島
保存時契約当事者
 国有鉄道:鹿児島鉄道管理局長 相手方:鹿児島県吉松市長 1975年3月12日
 JR発足時の移管先:JR九州
B保存に関わる情報
  管理: 吉松町  所有: JR九州(無償貸与)
C参考
  C55 52汽車・電車1971年〜保存車のページ
 九州のC55、変形門鉄デフ、炭水車はD5155のもの、大分機関区時代に振り替え、最近まで屋根の下、金網の中で保存されていましたが、区画整理のため1998年に駅前の広場に移転してきました。屋根もなく保護するものもなく危険な状態でしたが2003年4月頃に屋根が設置され公園として整備されました<写真はFOOLサン提供>。
E参考資料
 蒸気機関車 No73(81-5) P6-7 わが町の静態保存機


C55 53《第2動輪》 Googleで検索
 

やまてつ:2003年12月23日撮影
@所在地
   栃木県 真岡市 並木町 1丁目 真岡駅前 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年3月21日 三菱重工神戸造船所 No.200
  使用開始: 1937年3月21日 鳥栖
  配置: 1941年4月1日 大分
  配置: 1949年4月1日 大分
  門デフ装備: 1956年5月 小倉工場
  移動: 1964年10月10日 宮崎
  全般検査: 1967年7月5日
  移動: 1968年10月31日 若松
  休車: 1971年4月5日 若松
  廃車: 1971年8月17日 若松
B保存に関わる情報
C参考
 真岡駅前に保存される動輪ですが、刻印は不鮮明で53号機かもしれない。現在は読み取ることができない


C55 53《第3動輪》 Googleで検索
 

やまてつ:2003年7月11日撮影
@所在地
   大阪府 大阪市西区 九条南3-20-10 共永興業本社内SL展示広場 Yahoo地図 Google地図
A車歴
  製造: 1937年3月21日 三菱重工神戸造船所 No.318
  使用開始: 1937年3月21日 鳥栖
  配置: 1941年4月1日 大分
  配置: 1949年4月1日 大分
  門デフ装備: 1956年5月 小倉工場
  移動: 1964年10月10日 宮崎
  全般検査: 1967年7月5日
  移動: 1968年10月31日 若松
  休車: 1971年4月5日 若松
  廃車: 1971年8月17日 若松
B保存に関わる情報
C参考
 屋内保存、整備され状態は良好


C55 57《第2動輪》 Googleで検索 解体: 1976年5月10日
 

やまてつ:1999年12月31日撮影
@所在地
   福岡県 直方市 大字頓野550-1 汽車倶楽部
A車歴
  製造: 1937年3月6日 川崎車輌 No.1765
  使用開始: 1937年3月6日 広島局
  移動: 1939年3月14日 鳥栖
  移動: 大分
  移動: 1960年10月14日 若松
  移動: 1972年3月24日 吉松
  移動: 1974年4月29日 鹿児島
  全検切れ: 1975年2月26日
  さよなら運転: 1975年3月23日 日豊本線 鹿児島→宮崎
  休車: 1975年3月24日 鹿児島
  廃車: 1975年3月31日 鹿児島
B保存に関わる情報
  管理:   所有: 個人所有
C参考
  C11190を訪れたときたまたま発見した。刻印よりC5557のものであることを確認。 日本 でもっとも美しい機関車が、昭和50年3月23日以後どのような経過をたどり、動輪のみがこ こに保存されたかをご存知の方は教えて欲しい。隣はC57169、8620型動輪 現在は移転し保存先不明
E参考資料
 蒸気機関車 No10(70-秋) P92-94 蒸気宿命の地筑豊をゆく 中村由信



参考図書
 世界の鉄道'71 特集●蒸気C55・57 毎日新聞社
 蒸気機関車 No2(68-秋) 特集 健闘!C55の魅力解剖
 蒸気機関車 No20(72-7) C55・C57特集
 蒸気機関車No.48 (1977年3月号) 中型パシフィック特集
 蒸気機関車No.58 (1978年11月号) 特集・C51と後継機

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