番号 | 破損箇所 | 部 分 | 状 態 | 補修整備の方法 | 記 事 |
1 | ボイラ覆い下部 | 写真6−1 | 腐食、穴明き | 新規製作+溶接取付 | 腐食部分は切断。図面を元にし、適宜分割した寸法にて薄鋼板(SPCC t1.6)で新製し、溶接取付。 |
2 | シリンダ覆い (両側面とも) |
写真6−2 | 腐食、穴明き | 新規製作+ボルト取付 | 図面を元に薄鋼板(SPHC t3.2)で新製する。一部部品は現在のものを流用。取付は現物に合わせる。 |
3 | 砂箱 | 写真6−3 | 腐食、穴明き | 穴埋め | 穴周囲の腐食部分を広げ、穴と同じ寸法の薄鋼板(SPCC t1.6)を溶接しハンマー、サンダーで整形する。 |
4 | 運転室屋根 | 写真6−4 | 腐食、穴明き | 穴埋め | 〃 |
5 | 運転室窓ワク (両側面とも) |
写真6−5 | 劣化、紛失 | 新規製作+取付 | 窓ワク(木製)+ガラス。大きめに作り現物合わせで 取り付ける。 |
6 | 炭水車前床 | 写真6−6 | 腐食、落失 | 新規製作+溶接取付 | 図面を元に薄鋼板(SPHC t3.2)で新製する。取付は現物に合わせる。 |
7 | 炭水車床(底面) | 写真6−7 | 腐食 | サビ落とし | グラインダ等でサビを落とす。 |
8 | 炭水車側面 (右側面上部) |
写真6−8 | 腐食、穴明き | 穴埋め |
裏側に薄鋼板を溶接して穴をふさぎ、表側からパテを盛って整形。 |
9 | 前照灯ガラス (炭水車) |
写真6−9 | 割れ | 調達+交換 | 調達して取付。 |
10 | 車体全体 | 写真6−10 | 塗装劣化 | 剥離+再塗装 | サンダー・紙やすり等で、劣化している現在の塗膜を剥離する。下塗り塗料1回、上塗り塗料(ツヤあり黒色)2回塗装。 |
11 | 各部(鉄製部分、塗 装されない箇所) | 写真6−11 | 塗装劣化 | 剥離+再塗装 | サンダー・紙やすり等で、現在の塗膜を剥がして磨き出し、サビ防止のためにクリアー塗料を塗装。 |
12 | 各部(銅製、砲金製 部品類) | 写真6−12 | − | 磨き出し | 紙やすりなどで塗膜を剥がし磨き出す。その後クリアー塗料を塗装。 |
13 | 運転室内 | 写真6− | 塗装劣化 | 剥離+再塗装 |
サンダー・紙やすり等で、劣化している現在の塗膜を剥離。下塗り塗料(屋根裏の木部除く。)1回、上塗り塗料(ツヤあり灰緑色)2回を塗装。 |
14 | 運転室機器類、他 | 写真6− | 紛失、固渋 | 調達、給油 | 紛失・破損した部品は調達して補充。主要な機器類(ハンドル、焚口)を動かせるよう整備・給油。 |
@下地処理:パテ所要量
A下塗り用:ジンクリッチプライマー(赤サビ色) 16kg入り×2缶
B上塗り用:速乾性フタル酸エナメル塗料 (経費上許されれば、耐久性に優れる一液形ポリウレタン系樹脂塗料を使用)
※フタル酸エナメルの場合 全体 :ツヤあり黒色 (16kg入り市価約9,000円)×4缶
運転室内部 :ツヤあり灰緑色 (4kg入り(市価約3,000円)×2缶
表記類等 :ツヤあり白色 (4kg入り(市価約3,000円)×1缶
未塗装部分 :クリアー (4kg入り(市価約3,000円)×2缶