8620形 78675号 蒸気機関車(金剛・ハロー号)の概要

所           属 ・・・日本国有鉄道
形  式  称  号 ・・・8620
車           種 2-6-0(1C)過熱蒸気機関車
製           造・・・川崎車輌(兵庫)
製      作・・・大正14年1月13日
使用開始年月日・・・大正14年2月
制    作    費・・・6,185,800円

最高使用圧力・・・1平方□につき13.0瓩
火格子面積・・・・ 1,63平方米
全伝熱面積・・・・110,90平方米
石炭積載量・・・・ 6屯
水槽容量 ・・・・ 13,0立方米(屯)
缶水容量 ・・・・  4,2立方米(屯)
シリンダー直径・・ 0,470米
ピストン行程・・・ 0,610米
機関車重量(除炭水車)44,54屯
炭水車重量  ・・・ 15,50屯

機関車総重量(空)  ・・・・  60,04屯
機関車総重量(運転整備)・・ 83,33屯
動輪直径               ・・・ 1,600米
先輪・炭水車輪直径   ・・・ 0,940米
最大馬力        ・・・688馬力
最大牽引力       ・・・9,3屯
和歌山線 
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平坦路線  客車10輌□貨車50輌
最高速度        95キロ/時
主な運転区間 姫新線 和歌山線 芸備線

運転走行キロ・・・2,587,645,1キロ
          地球を約64,6周
          月を約3,3往復
機関車の特徴 スポーク形働輪
先台車(省基本形台車
単式ピストン弁
板台枠
ワルシャート式弁
化粧煙突




長さ・・・ 16,765米
巾 ・・・  2,580米
高さ・・・ 3,785米

大正初期に製作された旅客用の機関車で、それまでは英国製の2120形が過半を占めていた。
この8620形は我が国初めての国産機関車で、高速運転に適合して設計され特に先台車は1軸台車
でありながら2軸台車の作用をしているのも8620形式のみである。大正14年までその数687
輌の多くに達し、ハチロクの愛称を持って親しまれてきた。終戦後、昭和24年奥羽本線(福島〜大
沢間)43kmが電化されたのを皮切りに各幹線の電化、近代化
により車令50年をこす8620形
は減少の一途をたどり、昭和47年4月
には五能線(秋田)、唐津線、長崎線に合わせて30輌とな
った。洗練されたスタイル、三訓和音の汽笛、大きな働輪はいつまでも当時の雄姿をしのばせること
でしょう。またこのスポーク働輪は今でも国鉄のシンボルとして
?????に刻まれているのに馴
じみ深いことと存じます。8620形の元祖8620号(1号機は昭和3
年10月東京青梅公園に
当時のままの姿で保存されています。ラストナンバーは88651号機であり、この78675号機は
616輌目に製造されたものである。

金剛ハロー号の命名の由来
この機関車は雄大な金剛山麓を走りつゞけ、
そのたくましい姿と86形の愛称をあらわす
めに金剛ハロー号と名付けられた

昭和47年10月17日
五條市・五條市教育委員会
国  鉄  S  L  保  存 会