キハ048の模型 

 2007年10月14日の鉄道の日、鉄道博物館開館に合わせてワンマイルよりキハ048、キハ41000(初期型)、キハ41307(鉄道博物館)のNゲージ模型が発売されました。これまで組立てキットはグリ−ンマックスより発売されていましたが、完成品は無く上手に完成させる事ができず苦労していた人が多かったのではと感じます。この模型の特徴は車体がダイキャスト製、つまり金属製である事です。従来のダイキャスト製品はディティールが甘くボッテッとした印象がありましたが、近年の技術開発は目覚しく、非常にシャープな仕上がりです。金属という事も合って丈夫で重量感もあります。動力は無いのですが、16m級の動力と下回りを組み込むんで改造することで走らせることができるということでした。
パッケージと中味
 このパッケージの絵、のどかなローカル線を走るキハ04のイメージそのもので、気に入っています。

キハ41000
 キハ41000、雨樋の無く木製ドア、ぶどう色1号の初期の姿を再現しております。ヘッドライトが低い位置です。

キハ41307
この模型のみ、鉄道博物館で限定発売となります。
 鉄道博物館にキハ41307で保存された姿です。鉄道博物館のみで購入できる特別バージョンです。キハ048の国鉄末期の姿になります。キハ048は称号改正されて数ヶ月で廃車になりました。

キハ048
 さくら交通公園で保存されていた時代を再現してます。廃車が早かったキハ048は、実際この姿で走行した事が無いのですが、日本全国で活躍したキハ04〜06の末期はこの姿で活躍しました。

各部・標記
この模型、各部にこだわりが見られます。キハ41000は2段窓、木製ドアを再現しております。
キハ41000は、3等標記が見事に再現されています。リベットも見事に再現されています。
気動車の自重、所属、検査年月の標記も再現されています。さすがにここまで小さいとじは潰れてしまいますが、配置はあっており、雰囲気が再現されています。
キハ048、キハ41307はプレスドアで再現されています。自重、所属、検査年月の標記もうれしいところです。

床下
床下です。下がキハ41000、上がキハ048になります。キハ048はラジエターにの位置が異なりますが、さすがに改造し尽くされた姿を再現するのは困難なのではと思いました。

内部
 内部の様子です。座席や、うれしい事に運転室後部の仕切りも再現されています。運転室横の座席は前向きなのですがここまで再現されており、うれしくなります。後は、座席シートを紺、緑などで再現したくなります。

動力化パーツ
この模型、別パーツを用意して動力化に対応できるようになっております。動力化には16m級の動力が別途必要という事でした。
鮮魚台付き、天然ガス車、各地の私鉄で活躍したキ末期の姿など、キハ04型は様々なバリエーションがあり、再現してもらいたい姿がたくさんあります。前面、ドアなど金型を個別に作っているという事で、様様な姿を再現する事も可能ということでした。動力化された製品の他、キハ04の活躍したいろいろなバーションを是非再現してもらいたいと感じました。