斜里岳 (Mt.Sharidake)


斜里岳には2回登ったことがある。93年の4月に登った時は山頂は霧で全く景色がわからなかった。晴れた 日に最登山した。2001年9月19日 登山
<位置>
 北緯 43°45.8′ 東径 144°43.3′
<地形図>
・20万分の1地勢図
 斜里
・5万分の1地形図
 峰浜・武佐岳・斜里・斜里岳
・2万5千分の1地形図
 朱円:瑠辺斯岳・俣落岳:斜里・清里:斜里岳・サマッケヌプリ山・札弦
ふもとから見る斜里岳は、侵食が進んだ部分と侵食されていない火山原面を残す部 分と明らかに分かれ、過去には氷河による侵食を強く受けたことを伺える。火山原 面の部分は降雨の浸透性が高く、熊笹などの植生により侵食が進まない。侵食され た部分は、地下水の大量湧出などにより一層侵食が進む。利尻岳とともに寒冷地 域の火山体解体の典型的パターンか?
斜里岳は、清岳小屋から最短2時間30分くらいで登れる(旧道コース)。しかし、登 りはきつく、沢を随所で渡ったり滝があるため、休憩時間を入れるたり、写真を撮る 時間をいれるとたいそうな時間となります。
山頂からは絶大な眺めとなります。斜里の平野、知床連山、北方領土、摩周湖、屈 斜路湖などが眺められます。こんなにすばらしいとは思わなかった。
屈斜路湖、摩周湖方面の景色です。
斜里平野の景色です。
南斜里方面
知床半島方面、右側には国後島が望めます。
斜里岳山頂
帰り少し時間がかかりますが尾根ルート(新道コース)で帰りました。斜里岳山頂が 沈みかかる太陽の光線加減で大変美しく照らされました。そのコースで熊の写真を 撮ることを趣味とする人と出会い、楽しく話しながら帰ることができました。熊と出会 うこともなかなか難しいみたいです。
最後に清岳小屋ですが、平成10年の焼失以来プレハブで営業しています。来年に は新しい小屋ができるそうですが、駐車スペース等から今より1kmほど山麓側にな るそうです。