羅臼岳 (Mt.ShiretokoIwo−Mt.Rausu)


2000年7月後半に知床硫黄山〜羅臼岳へかけての縦走を行った。北海道は梅雨が無いことで知られているが、ここ数年7月後 半は梅 雨と同じ状態となり雨が続く。知床縦走はその合間をぬって行った。 1日目、硫黄岳に登りテントを張る。2日目硫黄岳から羅臼岳を往復、テント地点に戻る。3日目、テント地点から下山という肯定 になっ た。本来ならテント地にたどり着きたかったのであるが、行程が長く、重い荷物に疲弊し、1日目は硫黄山にたどり着くの が精一杯であっ た。そのため、2日目は硫黄山〜羅臼岳〜硫黄山を往復する羽目になってしまった。荷物を軽くしたが往復 16kmの道のりは大変きつい ものであった。 3日目の朝は雲が空を覆い気が重い、しかし、遠くのまで視界が利く。こんなとき大抵天候が崩れる。重い荷物をかついて下山 途中足 を滑らせて捻挫、途中からの強い雨、疲れ果てた。 最後にカムイワッかの湯につかり、わずかながらも疲労を回復した。しかしながら無理して歩いたため足をさらに悪くすることと なった。
<位置>
 北緯 44°4.2′ 東径 145°7.3′
<地形図>
・20万分の1地勢図
 知床岬
・5万分の1地形図
 羅臼
・2万5千分の1地形図
 硫黄山・羅臼・知床五湖・幌別
1日目硫黄山を目指す登山道からです。最初は霧の中でしたが、途中から晴れてきました。
途中からは沢登り、雪渓登りもありなかなか面白い
2日目、なかなかの良い天気です。硫黄山山頂を写す。
今日の縦走路、遠くに見える高い山が羅臼岳で、今日の引き返し地点になる。
蝦夷椿車の花、途中に高山植物愛好家に会って、知床スミレという黄色い花がこの先にあると教わった。 大変貴重 な植物で、咲く所が限られる。その場所を教えてもらい行ってみたら、一面黄色い花、うれしく なってシャッターを押し たが、帰ってきて知床スミレでないことを知った。
南岳よりオッカバケ山とその麓の二ツ池を望む。
オッカバケ山から知床硫黄山を望む。
サシルイ岳より羅臼岳とその手前に三峰を望む。典型的な割れ目地形 この日の天気は羅臼側のみ雲が見られ、時折,その雲が拡大し山頂郡を覆った。写真は比較的に雲が引 いたとき をねらい写す。
三峰の割れ目火口、その先に羅臼岳が見える。
三峰より羅臼岳を望む。
帰り、行きに雲に覆われて写せなかったサシルイ岳を写す。
雲のため朝見られなかった、南岳から知床硫黄山爆裂火口内部を望む。中央は比較的最近に形成され たナマコ溶 岩円頂丘
硫黄岳のテントを張った地点手前で見た夕焼け。暗い中をテントにたどり着いた。
3日目の朝、雲が立ち込め暗い、しかし空気がすんで、知床岳、北方領土の山々がよく望める。
北方領土のルルイ岳(左)と爺々岳(右)
下山後、カムイワッカノ滝の温泉につかる。