真夏において、平均気温よりはるかに低い冷気を吹き出す風穴は不思議なところで、各地で七不思議に含められたり、低地にも関わらず高山性の植物が繁茂するなどの天然記念物として指定されているところが見られます。
風穴は日本各地に存在する。風穴とは風穴現象を示すところであるが、とくに外観上の特徴があるところではない。一帯が低温となるために植生に乏しく、岩屑に覆われたところであったりする。一般的に風穴とは洞窟性のものと岩屑が積み重なったようなところにでき、後者は累石型風穴と呼ばれている。
風穴が冷気を噴出す原因はわかっていない。空気対流説、断熱膨張説、気化熱説、氷河期環境起源説が存在し、空気対流説が最も有力と考えられている。